紋別にブリはいなかった

7月21日に紋別からブリジギングの船で沖に出た。キンゾーさんと一緒だ。

例年ならとっくにきているハズのブリが今年はまだ来ておらず、紋別では一本も上がっていないという情報があった。しかし、そこは釣り人の性で一度竿を握れば、通りすがりの初ブリは自分のジグに食らいつくと、一同懸命に竿をしゃくり続けた。

大方の予想通り、たまに来る魚信は、フグかホッケ、たまにカジカで、結局最後までブリのアタリはなかった。他の船も一緒で、今日もブリはどの船でもあがらなかったそうだ。

昼に港に上がると、周りの釣り人が次々にホッケを貰ってくれないかというものだから、20尾以上のホッケが手に入った。みんなブリが釣れないものだから、船の上ではかかったホッケを一応キープするのだが、いざ丘に上がると家に帰って捌いたり処理したりするのが面倒な気持ちになるのだろう。

貰ったホッケをキャンプ場の流しで開き、温泉に入って買い出しに行った後は、焼肉とビールの宴だ。昨晩からこの宴のためだけに紋別までやってきた、変わり者のまつさんと一緒に3人で夜中まで楽しい時間を過ごした。

フグのひれを炙って、ひれ酒にしてみたが、これは大してうまくなかった。一度干してから炙らないとだめなのかな。

次の日の朝、いくつかの店で土産を買い帰路についた。その場であげてくれるかまぼこが食べられる出塚水産は良かったなあ。揚げたてのかまぼこあつあつ美味かったーー。

7種類入ったドライバーズカップというのを買った。次はバラでいろいろ頼みたい。

家に帰って、ホッケを干物にした。

10パーセントの食塩水に1時間つけてから干した。夕方に干して朝上げるくらいだと見た目生乾きだが、味はちょうど良いようだ。半分はその日一日干しっぱなしで仕事から帰ってから上げたが、塩分が強くなり身も硬くなってしまった。売っているのに近いのは長く干した方だったが、早く上げた方が好みの味だった。

また、ホッケの干物を作ってみたいが、それ以上にブリが釣りたい。

夕方干して次の日の朝に上げたものが旨かった。