犬と釣りに

我が家で飼っている犬は、8年前に保健所にいたのを貰ってきた犬だ。

それからキャンプだ川遊びだと色々と一緒に遊びに行ったが、釣りに連れ出したのは初めてだ。

釣り場に着くと、すぐに川に飛び込み、今まさにルアーを投げようとしたポイントを泳ぐものだから、笑ってしまった。でも落ち着くと必要以上には川に入らなかったし、釣った魚を鼻先に持って行っても嫌がるくらいだから、釣りに連れて行っても邪魔にはならないことがわかった。

これまで連れて行かなかったのは、別にたまたま機会がなかっただけだ。彼は釣りのじゃまをすることもないし、一人でどっかにいってしまうこともない。それは連れていく前からわかっていたことだ。

予想と違ったのは、思った以上に犬にとって釣り人についてくるのは来るのは大変だということだ。川にもよるだろうが、今回の川は岸が歩きづらいところが多かった。したがって、私に付いてくるには川の中を歩いたり泳いだりしなくてはならない場所が殆どだった。私がひざくらいの水深でも犬にとっては頭がやっと出るくらいの水深だし、ウエーダーをはいている私と違って、ずっと水の中に居るにはこの時期北海道の川の温度はまだ低すぎる。

トップに出るのはウグイだけ

ニジマスは小さかった。

でかいと思ったら。色の変わりはじめたサクラ…

始めのうちは喜んで川に入って私の後を追い、泳いで川を渡っていた我が家の犬も、途中からは私が魚を狙うために川に入っているのか、移動のために川に入ったのかを確認し、できる限り川に入ることを避けるようになった。

釣りの終わりには、バテバテの我が家の犬だったが、それでも彼とコンビニの飯を分け合って一緒に寝そべった河原は最高だった。

また、連れて行こうと思う。

実は最後に流した砂防の白泡の下から60はありそうな魚が飛び出したのだ!