ファーストランのカラフトマスを狙いに

羅臼の小さな川でオショロコマを狙う。

8月の初めに知床に行くのは初めてだ。

カラフトマスを狙い始めて20年はたつが、当時は羅臼は8月下旬からが良いと言われていた。それでもシーズンの初めは銀ピカで引きの良い魚が釣れるから、これまでもそういう魚を求めて12日くらいには行ったことがあったかもしれない。

今年瀬渡しの船に乗ったのは8月5日だった。これは自分としては早すぎるという感覚だ。

いくらか魚は入っているという情報があったが、まだまだ薄い状況だろう。

Nさんと前日の朝に待ち合わせをして、昼過ぎに羅臼に着く。

昼は知床食堂のハモ丼を食す。

相泊の先の流れ込みに歩いて行こうか、それとも港でカレイでも釣ろうかと、色々とプランはあったのだが、結局、小さな川でオショロコマを釣った。

ガヤは無限に釣れる。

夕方に宿に入り、夕飯を食べて、ビールを飲みながら女将と話をした。

この宿に泊まるのは初めてだったが、他に客がいなかったせいか、それとももともと話好きなのか、女将は楽しそうにずーっと話をしていた。楽しくいつまでも話していたかったが、翌朝も早いので、切り上げて床についた。

シーズンが早い平日なので、我々のほかには釣り人はいないか、いてもわずかだろうと思っていたら、まさかの2杯。これには驚いた。たまたま団体が入ったのか、それともコロナで釣りブームなのが影響しているのか。

魚がいるかが心配だったが、釣り場に着きほどなく、Nさんが1尾かけ、その隣の人も魚をかけた。Nさんがタスマニアンデビル。隣の人もルアー単体。よし、やる気のある魚はいるぞ。

と、朝方のわずかな時間は思ったが、その後、釣果は伸びず、Nさんが3匹、私が2匹。坊主の人も4人くらいいたそうだ。1日を通して風が強く釣りづらい日だったが、そういうことも釣果に影響したと思う。

風が強く、釣りづらい一日だった。

もちろん銀ピカ。と思ったら、色のついた魚も釣れた。

新しい良い魚が釣れてうれしかったが、欲を言えば、オスのでかいやつのファイトを楽しみたかった。我々が釣った5匹は全てオスだったが、この日は少し型が小さかった。

船長に、2,3匹しか釣れなかったことを話すと、今日の状況では上出来だと言われた。事実、この日を含めてその後の10日間、SNSなどの情報を見る限り、パッとしない釣果が続いていて、2,3匹の釣果は、まだましのようだ。
アタリ年のはずなのになあ。

帰りは中標津の「そら」で昼飯を食った。