コロナのおかげでいつもの数倍忙しい夏を過ごしていて、本当にストレス満タン。
だから、ちょっと妻を誘って遊びに行こうと考えたけれど、いい案がない。
人込みは嫌だから、妻でも登れるような低い山なんかがいいと思ったけれど、これまたコロナのにわかアウトドアブームで山も人がたくさんという状況なのだ。
それで、鹿追でアウトドアのガイドをやっている友人に、どこか手ごろな山はないかと尋ねたら、西ヌプカウシヌプリを勧められた。
当日朝、いざ登り始めて20m。
妻が言った衝撃の言葉
「あれ?靴の底がない。」
しばらくぶりに履いた妻の登山靴、ソールを貼り付けている接着剤が劣化したのだろうか、ソールが剥がれて数メートル戻った山道に落ちていた。
この靴、私のも同じように登山中にソールが剥がれた。私の場合は下山途中で、剥がれた後は、足の裏で直に地面を感じる悲惨な下山だったのを覚えている。不良品なんじゃないのかなあ。
しかたがないので、音更のアルペンへ行き、登山靴を買ってもう一度山に戻った。
音更のアルペンは丁度閉店セールをやっていて、足にぴったり合う登山靴を安価で買えたので、まあ結果オーライか。
開始20メートルで剥がれてくれてよかったのかもしれない。だいぶ進んでからだったら大変だったろう。
スタートからひたすら登山道をまっすぐに登り、最初のピークまでは見晴らしがよかった。
その後、一度山を下ると大きなガレ場に着く。

アオジがたくさんいた

ガレ場では、すぐに愛想のいいシマリスが現れた。

ガレ場の岩の上で休憩していたらガスが沸き上がり、一瞬にして視界がなくなってしまった。
ナキウサギの声があちこちから聞こえ、少し離れたところに姿も見かけたが妻に場所を教えているうちに隠れてしまった。
ガレ場を上がるとすぐに頂上についた。でもガスが出てしまい、展望は全くなかった。だからガレ場にもどって、少しのんびりした後に下山した。

タカネナデシコ

モイワシャジン

ヒメギス

センチコガネ

サッポロフキバッタ

ベニヒカゲ オオチャバネセセリ キバネセセリ

アキノキリンソウ

チシマフウロ
展望は今一つだったが、お盆休み真っただ中でどこの山も混んでいる中、人に一人も出会わず、静かな山歩きができたのがよかった。花や鳥、虫や動物たちを眺めながらののんびりと楽しむことができた。(ただし、このページの生き物の名前は妄信しないように。特に花に関しては自信なし。)
思えば、夫婦二人だけで山を歩いたのは、今回が初めてではないか。
思い出に残る、良い休日となった。