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山の森の水たまりに卵塊があった。
昨年5月に山でとってきたエゾサンショウウオがまだ家にいる。
孵化したオタマジャクシには、冷凍赤ムシをあげた。よく喰った。
そのうち、仲間も喰う。仲間を喰ったやつは急にでかくなって、さらに仲間を喰う。
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共食い中。口からしっぽが出ている。
エラが消えて上陸するころには陸を用意した。
陸はメラミンスポンジのでかいやつを柳葉包丁(刃渡りの長い刃物がそれしかなかった)で成形して、重ねて陸っぽくした。
上陸直後はしばらく餌を食べないのだが、そのまま餌を食べない個体は弱って死んでしまった。それから、ふたをきちんと閉めていなくて脱走して死んでしまったものもいる。
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上陸直後の大きさ
餌の食いが悪くて、徐々に痩せて死んでしまった個体もいた。どうもそういう奴は大きいのにいじめられて臆病になっているようで、餌をピンセットで口元に持っていってもおびえて逃げてしまう。
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水槽に近づくと餌をねだって顔を持ち上げる
今残っているサンショウウオは元気で、水槽に近づくと餌をねだって顔を持ち上げる。よく見るとなかなかかわいい生き物だ。
幼体の体は輪島塗のような金黒模様で美しい。
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豪華な模様も大人になるとなくなってしまうそうだ
生体になると黒くなるが、いつ色が変わるのかは知らない。
娘が餌やり当番だが、言わないとよく忘れているので、もう少し温かくなったら、もといたところに帰すべきではないかなあと思っている。
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卵のあった場所にいた成体