ニジマス釣り。サクラマス釣り。

金曜日が平日休みだったので、チャンスとばかりに地元河川へ行ったけれど、小さいニジマスが釣れただけだった。

こんなの釣るから、呪われたのか。

それとも、こんなの釣るから呪われたのか。

いいサイズのニジマスを、ここしかないという有望ポイントから出し、そしてバラシた。

しかし、川の水色も草木の緑も美しかった。

午後、オホーツク海へ向けて車を走らせた。土曜日に船でのサクラマス釣りの予約を入れてある。

肉の田村は今までに2度ほど寄ったことがあるが、どちらも昼時だった。今回、夜メニューだったから、一人で入って食べるような金額のものは殆どなかった。ビーフカレー税込み1100円を食べ、早々に退散した。

3連休だったので、本当ならば道北へイトウを狙いに行きたかったのだが、それがダメになったので、友人たちに誘われてサクラマスの船に乗ることにしたのだ。イトウ釣行を諦めたわけは、去年の夏、イトウが暑さと渇水でたくさん死んだ事件を受けて、猿払村が5月いっぱいの釣りの自粛要請を出したからだ。

友人たちで作った、この釣り用の期間限定グループラインには、「釣れている」「昨日は15本釣れた」「釣れる気しかしない」「クーラー満タンですね」などというお気楽妄想コメントが次々と寄せられたが、元来、ネガティブ釣り思考の私には、彼らのそういう楽観的なコメントは、逆に死亡フラグ的なものにしか感じられなかった。

海は朝おだやかで、美しい日が昇った。我々の仲間は5名、全部で9名が船に乗り込んだ。

幸先よく仲間の一人が1本釣り上げ、続いてもう一人も1本上げた。

しかし、後が続かない。

この釣りは初めてなので、今自分が釣れないのが、しゃくり方のせいなのか、ジグの選択を間違えているのか、そもそも魚がいないから釣れないのか、その辺が謎であった。

この日わたしは、1本だけサクラマスを釣り上げることができたが、その折角の1本も、何やらリールにできた糸こぶを気にしていたら釣れてしまって、しかもたいして引きも強くなく、スリルも達成感も引き心地も味わうことがなかった。そして、その後はそれっきりだった。

一番釣った仲間は5本、次が3本、次が私の1本。後の二人は無釣果だった。

サクラマス1 ホッケ2 ヌマガレイ2 カジカ1 という貧果

唯一釣れたサクラマス

腹の中にはオオナゴがいた。

帰りに食べないからとマスを数本同船した方からいただいたので、我が家の食料的には問題がないのだが、サクラマスを釣りに行って、半日ずっとジグをしゃくり続けて1本だけの釣果というのは、非常に残念だ。

これまでサクラマスを捌いて食べたことはたくさんあるが、今回一番上手かった。

包丁を入れると脂が刃にまとわりつく感じだった。刺身も焼きも美味かったがヅケのルイベが良かったなあ。日本酒もススミマシタ。

ちなみに日本酒は新政のエクリュ。酒屋で買ったら普通の値段だけど、ネットで見るととんでもない高値がついている。好きだけどそんな値段では飲みたくない。