
妻と犬と釣りに行った。
出会った頃には釣りにもよく付き合ってくれた妻だが、今では釣りには全く一緒に行かない。
最後に行ったのはいつだっか?娘が生まれる前のカラフトマス釣行だとすると、20年前だぞ、最後に一緒に釣りに行ったのは。
朝ゆっくりと家を出て、昼頃釣り場に到着した。
川は増水して濁っていた。ぎりぎり釣りになるかどうかという濁りだ。
最初に入ったポイントでは、なかなか魚が釣れなかった。妻は長靴しか持ってきていなかったので、濁りのある川を渡るのはできなかった。川を渡れないとなると車を止めた前後50mくらいしか攻めることはできないので狙えるポイントも少ない。
それでも後半は、そんな流れの中でも魚が付いているポイントがわかり、少しだが魚を釣ることができた。魚は完全に流れのない淀みに隠れていた。そういうポイントではウグイもヒットするが、山女魚もこの日は流れにはおらず、流れのよれたようなところに、ウグイと共存していた。
ウェーダーのない妻には対岸の緩流帯を攻めるのは難しいので、車でポイントを上流に移動して、さらに何匹かの山女魚を追加したところで釣りを止めた。
山女魚30尾。ニジマス2尾。
途中50cmほどの遡上アメマスが掛かり、長いファイトの末、結局糸を切られてしまった。
子どもも大きくなったし、夫婦で釣りにいく機会をもう少し増やしても良いなあと思った。