呼人

下の娘と一緒にワカサギ釣りに行くことにした。初めは網走にしようと思っていたのだが、天気予報によると当日はプラス6℃の雨模様だという。そんな天候じゃ湖の氷が融けてしまうんじゃないかと心配して現地に電話したら、大丈夫だろうという返事であった。

夜中の2時すぎに出発し、暗いうちに現地についた。

平日だったので駐車場の車もまばらだった。

この湖でも私は人がたくさんいるところを避けて、少し歩くことにしている。それでも駐車場の目の前が湖のこの釣り場は、ほとんど歩かない安楽な釣り場だし、解禁からしばらくの魚影の濃さはおそらく全国一だろうから素晴らしい釣り場だと思う。

糠平湖と違って、たった1mから1m半ぐらいの水深しかないポイントなので、私はいつもリールなしの竿で糸を手繰り寄せて釣る。そうして、大体いつも7時ごろに明るくなると釣れ始め、それからは入れ食いが続くのだ。

この日は仕掛けに3尾4尾つくというほどではなかったが、アタリはずっと続き、娘の世話をしつつも釣果は10時過ぎには300匹を超えた。雨が止んだ11時前にテントを片づけしばらく外で釣りを楽しんだ。寒さの問題さえなければ開放感のある外で釣るほうがワカサギ釣りだって気持ちよく釣りができる。体感の寒さは身支度でなんとかなるかもしれないが、開けた穴の水面や仕掛け類が凍り付くのは釣りづらくて嫌なので、やっぱり基本テントの中での釣りになるのだが。

最終的には430尾ほど釣り、私も娘も満足して釣りを止めた。

帰り道、池田を過ぎたあたりで雨で濡れた路面が凍ってしまった。ひどいツルツルの道路にどの車も自転車並みのスピードしか出せずに道は渋滞した。十勝川を渡る前後では深い霧もかかり、滑る路面に視界が数メートルという最悪の状況になってしまった。

楽しい釣りだったが、帰りの1時間で残っている体力を全部吸い取られてしまったよ。

あ、ワカサギ料理はしたけどね。

昼飯。魚屋で500円。安くて美味い。