サホロでスキー

泊りがけでスキーに行った。場所はサホロだ。

サホロリゾートに泊まるのは初めてだ。1泊してスキーをするのなら、プールのついているトマムの方が娘は喜ぶし、富良野の方が旅行感があってよいのだが、どこも空き室がなくてサホロにした。安くない割に余り良くないというのがホテルサホロ時代からのイメージなのだが、まあこの日しか家族みんなの都合が合う日がないので仕方がない。

初日は昔からの知り合いも合流して一緒に滑った。

ゴンドラの中やレストランでくだらないことをしゃべり続ける娘たちにお友達はずっと笑ってくれていたけれど、あの笑顔が苦笑いでないことを祈る。特に受験生の長女はスキーもトークも大いに滑った。これだけ滑っておけば受験本番はまず平気であろう。

夕飯はフランス料理のコースを選び、我々はワインを注文した。フランス料理はあまり美味くはなかったが、娘たちは何本もあるナイフとフォークに興奮していたようだ。

ホテルのコースは今一つ。

昼に食べたスープカリーは美味かった。

部屋に帰って夜遅くまでカードゲームをした。
特に盛り上がったのが、この日初めてやった『キャット&チョコレート』というゲームだった。
引いたカードに書いてある、ピンチを手持ちのアイテムをカードを使って回避するゲームだ。
「目覚まし時計がとまってしまった。このままでは遅刻だ。」
「宇宙人が現れた。」
などというお題カードに、「ワイン」だとか「メガネ」だとか「石鹸」だとかのアイテムカードを駆使してピンチをどう回避するかを皆に話すのだ。
思い付きの瞬発力と発想の豊かさとユーモアセンスが問われるのだが、まあ、苦しい解決法をしゃべって皆に賛同されないこともこのゲームの面白さなので一杯やりつつ適当に遊ぶのに丁度よい。アイテムカードでは「おかん」というカードも入っていて、私はこれが最強なのではないかと思った。「おかんとワインで一杯やりつつ、学校へ行くのをやめる」とか「おかんキックで宇宙人を倒す！」などという解決策は、たいてい皆の賛同を得られる。
なんじゃもんじゃも盛り上がったけれど、これは記憶力が大切なので、酔っ払った高齢者には勝利の目はない。