恒例の年末最終戦。昨年のラスト釣行は魚を釣り上げることができた。「チャンネルが切り替わった日」という題で昨年末に書いたが、本当に切り替わったのかは、今回の釣行でわかる。
新しいカヤックは快調で、穴の開いていないカヤックはいいなあーなどと、のんきで当たり前の感想を抱きつつ釣り場を目指す。
天気は悪くないが、気温は当然低い。パドルに着く氷がだんだんと重くなっていく。
釣り場に着き、最初はスプーンを結び、底を丹念に探る。
厳寒期のイトウであるから活性は低い。
トントン。トントン。と底をたたきつつイトウを探すが、何の反応もない。
1時間、2時間となにも釣れない。3時間が経過。何も釣れない。
折り返し地点に着き、そろそろ帰りの時刻が気になりだしたころ、やっと魚がヒットした。
ヒットと同時に大きいサイズではないことはわかったが、それでもやはりここでかけるイトウは緊張する。
取り込んだイトウは50cmほどの子どもサイズだった。でも十分に嬉しかった。
その後、2尾目のイトウからのコンタクトはなく、この1尾のみの釣果だった。
この日は家まで帰らず、釣り場から近い街で一泊し祝杯をあげた。
美味い酒だった。